『ヒカルの碁』は、2001年10月〜2004年3月まで放送された人気アニメシリーズです。囲碁を題材に、主人公・進藤ヒカルとそのライバルたちの成長を描いたこの作品は多くの人を魅了しました。
この記事では、『ヒカルの碁』のアニメが原作漫画のどの範囲までを描いているのか、そしてアニメシリーズの全話数や続編について解説します。
アニメ『ヒカルの碁』の放送範囲
アニメがカバーする原作漫画の範囲
『ヒカルの碁』のテレビアニメシリーズは全75話で構成されています。
原作漫画の1巻〜17巻までの「佐為編」と、18巻の番外編の一部がアニメ化されています。
また、アニメ最終回後のアニメスペシャルで「北斗杯編」の前半部分、19巻〜21巻の途中まで放送されました。
アニメは原作漫画に忠実に作られ、主人公ヒカルの囲碁を通じた成長や、彼を取り巻く人々との関係が緻密に描かれています。アニメの音楽も好評で、作品の魅力を引き立てています。
原作漫画の構成
1巻〜17巻 | 佐為編 | 全てアニメ化 |
18巻 | 番外編 | 一部アニメ化 |
19巻〜23巻 | 北斗杯編 | 一部アニメ化(アニメ特別編として) |
アニメシリーズの続編:特別編「北斗杯への道」について
出典:https://video.unext.jp/title/SID0016482
アニメスペシャル「北斗杯への道」概要
テレビアニメシリーズの本編75話終了後、特別編として「ヒカルの碁 スペシャル 北斗杯への道」が放送されました。
この物語では、ヒカルや若手棋士たちが国際的な棋戦「北斗杯」の予選に挑む様子が描かれています。
主要なキャラクターたちは一層の成長を遂げ、新たなライバルとの出会いや対局を通じて、囲碁の真髄に迫ります。
「北斗杯への道」はカットが多い
「北斗杯への道」は、アニメでは1時間少しのスペシャルエピソードとして描かれているため、原作漫画の19巻から21巻にわたる詳細な内容をすべてカバーできていません。これまでのヒカルの碁アニメシリーズと比べてもカットされた部分が多く、限られた時間の中で物語の要点を凝縮しています。
漫画では、ヒカルや他のキャラクターたちの心理状態や、囲碁対局の緊迫感がより深く掘り下げられています。
北斗杯編の後半はアニメ化されていない
アニメ化されたのは原作漫画「北斗杯編」の前半部分のみです。北斗杯の本戦は漫画でしか読めません。
アニメ『ヒカルの碁』と原作漫画の比較
『ヒカルの碁』のアニメと漫画の比較
全75話の『ヒカルの碁』アニメシリーズは原作漫画とあまり違いはないですが、メディアの違いから多少の相違点があります。
アニメは原作のストーリーラインを踏襲しつつも、動きのあるビジュアルと音響効果により、物語の緊張感や感動を直感的に伝えます。一方で、漫画にしかない細かな描写や、キャラクターの内面の動きがアニメでは省略されている箇所があります。
アニメも原作漫画もそれぞれの良さがあり、どちらも名作であることは間違いありません。
ストーリー序盤で5目半のコミをヒカルに教えるのが原作漫画だとアキラ、アニメだと白川先生になっていたりとアニメと原作漫画の違いを比較してみるのも面白いです。
アニメオリジナルの話
基本的に原作漫画に沿って進んでいきますが、アニメオリジナルの話が1話だけあります。
第五十局 「藤原佐為」
内容はこれまでの出来事を佐為が回想するものです。この後の展開に進む前にこの話を挟むことで、佐為の心情が理解しやすくなったと思います。
原作漫画の魅力
漫画版『ヒカルの碁』では、キャラクターたちの心理描写や作画力の高さ、囲碁の対局シーンにおける細やかな表現が魅力です。
特に、登場人物の心の葛藤や成長の過程が、細部にわたって丁寧に描かれています。アニメでは時間の制約上、これらの詳細な描写が省略されることがあり、漫画独自の深みを味わうことができます。
アニメは原作漫画のどこまで?
ヒカルの碁のアニメで放送された範囲は以下の通りです。
アニメシリーズ全75話はここまで
全75話のアニメシリーズで放送されたのは1〜17巻までと18巻の一部です。
18巻は全て番外編という構成ですが、そのうち「塔矢アキラ」と「藤原佐為」は本編ストーリーの合間にアニメで放映されています。
番外編「藤原佐為」→第六十四局「慶長の花器」
番外編「塔矢アキラ」→第六十六局 「運命の出会い」
アニメスペシャル「北斗杯への道」はここまで
アニメスペシャル「北斗杯への道」は原作漫画の19巻〜21巻の168話の途中までです。
アニメの続きから漫画を読みたければここから!
アニメシリーズ75話まで見た場合
アニメシリーズ75話までを見た場合は、19巻からがアニメの続きです。
18巻は全て番外編なので、読まなくてもストーリーは理解できますが、興味がある方は是非18巻から読んでみてください。
アニメシリーズ75話+アニメスペシャル「北斗杯への道」まで見た場合
アニメスペシャル「北斗杯への道」の続きは21巻の168話の途中からです。
アニメスペシャル「北斗杯への道」は時間の関係でカットされたシーンが多いので、19巻かから読んだ方が更に楽しめると思います。(または番外編の18巻から)
アニメ化されていない番外編一覧
ヒカルの碁のアニメ化されていない番外編をまとめました。番外編も読み応えのある話が多いです。
6巻 | -葉瀬中アクターズ- 本能寺炎上 | 33P |
8巻 | -葉瀬中アクターズ- 本能寺炎上(リハーサル!) | 4P |
14巻 | おごって♡ 和谷くん! | 3P |
18巻 | 加賀鉄男 | 31P |
18巻 | 奈瀬明日美 | 31P |
18巻 | 三谷裕輝 | 31P |
18巻 | 倉田厚 | 31P |
碁ジャス☆キャラクターズガイド | 千年放浪 | 9P |
23巻 | 藤原佐為vs塔矢アキラ | 27P |
23巻 | 庄司君っ!岡君! | 26P |
オール番外編:漫画18巻の読みどころ
18巻は、番外編として特別な位置づけを持っています。この巻では、本編の主要なストーリーラインから一時的に離れ、主要キャラクターたちの異なる側面を描いています。塔矢アキラ、加賀鉄男、奈瀬明日美、三谷裕輝、倉田厚、藤原佐為という人気のキャラクターたちが主役のエピソードが含まれており、彼らの人間関係や内面の動きを深く掘り下げています。この巻を通じて、キャラクターたちの新たな一面を発見することができ、物語を更に楽しむことができます。
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まとめ
アニメ版『ヒカルの碁』を視聴した後は、漫画版の続編を読むことをおすすめします。これにより、アニメでは描かれなかったストーリーの展開やキャラクターの成長を見ることができます。さらに、18巻の番外編を読むことで、キャラクターたちの背景や動機に対する理解が深まり、全体の物語に対する理解と愛着が増すでしょう。
アニメと漫画では、それぞれ異なる魅力があります。アニメは、動きのあるビジュアルと音響効果により、物語の緊張感や感動を直感的に伝えます。一方、漫画ではキャラクターの心理描写や、囲碁の対局における戦略的な思考が細かく描かれており、読者はより深い物語の理解を得ることができます。
アニメと漫画、それぞれのメディアの特性を活かしながら、『ヒカルの碁』の世界を楽しんでください。
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